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2022/10/31

DXからサービス・プラットフォーム化の段階に

アメリカ小売業界の2強の座にあるアマゾンとウォルマート。
同じ小売企業といっても、出自は大きく異なる両社です。
いち小売企業であるウォルマートに対し、アマゾンは周知のとおり世界有数のテクノロジー企業であり、デジタル・ネイティブ企業でもあります。
あらゆる商品を扱う「エブリシングストア」であるばかりか、クラウドサービスのAWSによって巨額の利益を上げているデータ企業でもあります。
その意味でアマゾンとは、「ウォルマートとマイクロソフトが1つになったような企業」といっても言いすぎではないでしょう。
さらには自前の物流網(フルフィルメント by Amazon)を持つ物流企業でもあり、広告事業を展開するメディア企業でもある。
時価総額においてウォルマートがアマゾンに大きく水をあけられているのはそのためです。
しかし小売に限ってみれば今なおウォルマートは世界最大の小売企業です。
EC全盛の時代にあってアマゾンに押され、一時は「もう時代遅れ」と揶揄されたウォルマートですが、その後DX(デジタルトランスフォーメーション)に成功し、業績を伸ばしています。