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2023/11/10
運輸が電池交換式EV 充電省き配送効率化
ホンダとヤマト運輸は交換式電池を使った軽商用電気自動車(EV)の実用化に向けて協業する。
主にバイク用として使うホンダの交換式電池を軽商用車に搭載する。
充電済みの電池に交換すれば充電時間を省け、配送効率を高められる。
交換式電池は充電器よりもインフラ整備が容易なため新興国で普及しており、日本でも実用化に向けた動きが広がってきた。
25日から始まる「ジャパンモビリティショー2023」(旧東京モーターショー)でモデル車を展示する。ホンダの軽商用車「N-VAN」に、交換式電池を載せる。
両社は連携して実証実験を進める。まず二輪車向けに規格化している交換式電池を、四輪車のEVに搭載。車両に荷物を載せた状態で、交換式電池でも走行距離など性能を維持できるかどうかを確認する。
EVは充電に時間がかかり、ガソリン車よりも配送効率が落ちるのが課題となっている。
拠点に戻って電池を交換すれば配送を続けることができる。
電池交換式は蓄電容量が既存のEVに比べて少なくなる。
充電性能を左右するエネルギー密度を高めた電池の技術開発が今後重要となる。