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2023/12/13

2024年問題

運転手不足が追い打ち、残業時間の上限規制で物流コスト上昇の公算
日本のトラック運送業界では2024年春から運転手の時間外労働に関する規制が強化される。
人手不足が深刻化し、工場への部品やスーパーマーケットへの生鮮食品など、さまざまな物流の遅れが全国的に生じる恐れがある。
日本の運送業界は、トラックで物資を運ぶために長時間残業をこなす低賃金の労働者に長年頼ってきた。
18年の働き方改革関連法の成立に伴い、来年4月からトラック運転手の時間外労働に年960時間の上限が適用されるため、この状況が変化する。
同規制の強化は、ワークライフバランスや健康の改善を目的としているものの、現在の人手不足をさらに悪化させる可能性もある。
政府は対策費として29日にも成立する今年度補正予算案に約160億円を計上している。